噓つき

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第二話”うその定義” 一山「夜ご飯食べようぜー!」 大林「そうだな、あのさ、、、」 一山「?」 大林は俺に最近見る”変な夢”ってやつを話した。 俺がしていることみたいな夢だった。 一山「俺はさ、夢は人の記憶だと思ってんだ。」 大林「?」 一山「だから、その"変な夢"はお前じゃない大林の記憶ってことだよ」 テキトーに話を合わせておいた。 一山「ま、今日はゆっくりして、ぱぁぁぁっとしようぜ!」 大林「おう、」 大林の性格にあきれる。こいつは人生を満喫してなさそうだな。 そんな感じで一日を終わらせようとベッドへ向かう。 今日はあまり寝れなかった。 一山、二人目の俺、、、。 元気なキャラになるか、、。 一山「オハヨォオッォオォッォ!」 大林「もっと静かにいられないのかお前は。」 一山「話がある。」 俺は"変な夢"のことが気になって、少し聞いてみた。 一山「名前は出なかったか?」 大林「......いわないとだめか?」 一山「うん」 だれだ?俺に似ていたからなぁ、大林と十影さんか? 大林「お、、大林と、、と、、」 一山「と?」 大林「と、、、、か、げ、、」 一山「十影さん!?」 やっぱりな。 こいつは不思議な能力を持ってる。 俺が犯行したらそれが夢で現れる。たぶん。 もう寝るか、、、、。 朝5:11 どうやって十影が死んだという事実を伝えるか、、、、。 、、、、、、。 しばらく考えているうちに十分が過ぎた。 そしてひらめく。 俺は二つ目のスマホに二郎と全く同じアカウントを作った。 そして、一つ目のスマホの俺のアカウントにメールで 「十影が亡くなった。」と送る。 そして、何とか話を合わせる。これでいこう! 一山「二郎から、こんなメールが!十影が亡くなったって!」 一山「まじかよ、噓だろ?二郎と十影さん付き合ったばかりだろ。」 大林「あぁ、あああぁぁ!」 大林「いっしょだ、」 一山「なにがだよ」 大林「夢と、一緒なんだ、、、、、」 一山「!?」 やっぱり、、、、俺の犯行はこいつに夢として映し出されるんだ。 面白くなってきたなぁw 一山「会議しよう!みんなで、この夢について!」 大林「お、、、おう」 一山「三原さんと、千田もよんでおこう。あと、五十嵐も」 大林「千田は、頭がいいからな。五十嵐は推理がうまいな。」 3人俺の家に着いた。 そして、会議的なものが始まった。 ----- そして、なんにでも終わりは来る。 会議にも終わりが来た。 一山「おれは部屋でなんかしてるかぁ、、、。」 大林「、、、、、、」 一山「寝ているのか、、、じゃぁ遊んでくるか」 俺は、廃工場へ来た。 ん?だれかいるぞ そこには、一人の男の子がいじめられていた。 しかも、5人くらいに。 俺なんかが助けても何にも意味はないし、何の償いにはならない。 俺は、人殺しだ。何十人と殺してきた。助けても意味はない。 一山「あぁぁぁ!また間違えた!」 また間違えてる。人殺しなのに、、。なんで人を助けるんだよ。 いじめっ子「おい、おおい、やめてくれ。あぁあぁああぁ!」 一山「君みたいなクズは死んだほうがいいんだよ!」 いじめっ子「やめてぇぇあぁぁぁ!」 男の子「あの、、、、ありがとうございます。」 一山「俺は人殺しだ。」 そうだ、、、いじめっ子はぎりぎり殺していない。 殺せばこの子の未来は安泰だったのに。 俺は殺さなかった。この男の子に同じ地獄を味わわせたかったから。 それは理由にはならない。自己満足だ。 帰るか、、、、、、、。 ガチャ まぁいつも通りだなこの家は。 疲れたー。 大林「くそ、、、またか」 大林の部屋から声が聞こえた。 また何かの夢を見たのか!? 一山「どしたぁっぁ!大林ぃっぃぃいぃ!」 こいつは元気が良すぎたか? 一山「よし、集まったなぁ?」 大林「今日の夢は、、、、ー」 五十嵐「そうか!思い出した!幾百千!幾百千だ!」 千田「それだ!幾百千!」 幾百千?なんだそれ。 馬鹿じゃねぇの? 三原「幾百千、"数の多いこと"だって。」 五十嵐「”大林”は、一人じゃない!」 一山「そりゃそうだろ、同姓ぐらい何百といるだろ。」 思わず口に出してしまった。 千田「そう、”大林”は幾百千といる。」 五十嵐「大林一家。」 っこいつ!!!!! 推理がうまいだけある、、、、。 そう、俺の一族は殺し屋一族だ、、。 "大正元年"からできた一族で、裏では有名な殺し屋一族だったそうだ。
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