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漢数字にとらわれるな
第二話"捜索開始"
俺が、この"大林一族"を一から変える。
そんなことを言っても、全然情報が集まらない。
どうするか、五十嵐に相談するか?三原は相談しても意味なさそうだな。
千田は、、、、いないのか。
一山「だいじょうぶか?顔真っ青だぞ~」
大林「ちょっと、休む。」
休んだら、また誰かが"大林"に殺されてしまう。
だから、寝たら、だめ、遅くま、、で作業している、、から
あぁ、、、、眠気がぁ、、、、、
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「おいおい、まじかよぉw」
「え。なんで、、お前がここに!」
「さようなら~」
「うううぐうあぁぁ!」
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もう最近、この音に慣れてきた。
もう人の死が怖くない。
今なら人を殺しても何も思わなそうだ。
はは、、、、見慣れた死体。
聞きなれた悲惨な音。
もうだめだ。
一山「お、、、お、、い、、、おい、、おい!!」
大林「はっ!」
一山「大林!!だいじょうぶか!?」
俺は、包丁を持ちながら玄関で寝ていたらしい。
もうだめかもしれない。おれも、ほかの"大林"みたいに
"殺人鬼"になってしまうかもしれない。
一山「だめだ、そんなことしたらだめだ。」
一山「俺の家族は、殺人鬼に殺されたんだ。だから。やめろ」
初めてだ、一山から命令口調が出たのは。
なんか、心に響いた。
我に返ったような気がした。
大林「ごめん、一山。俺が間違ってた。」
一山「俺は、家族を殺されたから、ほかの親子がうらやましいんだ。」
一山「内心、殺してしまいたい。」
大林「っ!」
大林「一山、だめだ。そんなことしたら、"大林一族"になってしまうだろ。」
俺は、こんなこと言う一山を見たことがないから
怖くて何とか説得した。
一山「ごめん。なんか感情が、高ぶった。」
現在令和六年 6月12日 7:36
"大林一族"の捜索を開始する。
五十嵐「ていうか俺、全然貢献してねぇじゃん!」
大林「また、どこから入ったんだよ怒」
とりあえず、人物をまとめよう。
大林一変:俺
一山:友達、同棲してる
五十嵐押:医学部卒業のエリート
千田:死んだ
二郎智之:一山の友達
十影:死んだ
"大林一族"
一ノ瀬 一回目の犯人
二宮 二回目の犯人
三郎 三回目の犯人
よし、こんな感じだろう。
もし今、俺たちぐらいの"大林一族"の一人がいるとしたら
何代目だ?数字に表すとどんな字になる?
考えろ。俺は今31歳。平成六年生まれ。
三回目の平成元年から毎年事件を起こしている。ということは、
8代目!八?そんな数字が入った人は俺の周りにはいない。
なぜか安心している自分がいる。
一山「なぁ、数字だけにとらわれるなって、」
大林「え?」
一山「数字、漢数字だけにとらわれるなって、千田が、メールに。」
大林「なるほど。」
五十嵐「おれ、仕事入ったから帰るわ!」
一山「おう!またな~」
漢数字だけにとらわれるな?漢数字以外に何があるんだよ?
千田はやっぱり頭がいいな~。
あれ?漢数字だけにとらわれるな?なんでわかるんだ?
!!!!!
千田は、犯人を知っている?!
俺や一山に教えるということは、近くに犯人がいる?
千田、ありがとう。
はかどりそうだ。
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第二話"捜索開始"
THE END
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