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誰にでも夢はあった筈なんだ。
らしくない考えかもしれない。でも人間にはそういうものがあると知った。私に夢というものは、無い。天使でもあるものなの?
これから私、何かしでかしそうで、いや既に何かしでかしたかもしれない。どちらかと云えば嫌いなあなたに習った言葉で云うけど、
「私、気紛れだから理由は特に無いし、ただ頭の中で『やれ』と囁くからやるのさ、やったのさ」
普通ってさ、何なのか分からないんだ。
どういう時に何をするのか、思うのか。
あなたの云うところの中で完結してるのか、誰にでも届いてて、私までに届いてるものなのか。
分からない事ばかりの中に居る。その中で習った事に従っている──つもりだ、私の中で。いくら悩んでても馬鹿馬鹿しくなると、それがいつしか当たり前になってしまった。
だけど他に思うところが出来た、また増えた。これは──あなたにとっての普通になるの? 私にとっての普通なの?
ねぇ、答えてよ。
「……これがあなたの望んでた世界なの? カミサマ」
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