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 カミサマの疑問は、簡単に答えられるものじゃない。だけどそれはきっといつか誰かが答えを見つけ出さなければいけない、人間として永遠の課題じゃないかとノエルはふと思う。 「……皆それぞれ、例えば花の色とか形とか色々違っている様に、凡てが一緒じゃない。それが当たり前だからこの疑問の答えなんて──」  彼は花から得られた考えをつらつらと答える。 「無いと思ってるよ」 「ふーん」  明確な答えは結局、分からないままだ。  カミサマはつまらなさそうに、取り敢えず話だけは聞いてあげている様で、ノエルには特に期待していなかった。 「でも……」  それでも人間は、答えの無い間違い探しをこれからもずっと続けていく。ノエルは考えている事を最後までただ答える。
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