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皐月がお皿を配り終え、全員で朝食をとる。
何かしらの話題が飛んだ。
昨日のパーティはどうだったか、とか。
今日は何して過ごすんだ、とか。
そんな会話をしながら朝食が終わった。
私が少しして部屋に戻ろうかと思った時父が言った。
「凪咲、凪咲は誰と結婚するか決めたか?」
私は少し間を開けて頷いた。
「もうずっと前から決まってる」
「そうか。」
父が静かに頷くと里咲が席をたち沈黙が流れる。
少しして里咲が私の横に椅子を1つ運んできた。
それに気づいた皐月が言った。
「里咲様、言って下さればお持ちいたしましたのに……」
そう言うと里咲は皐月を見て言った。
「ここに座るの、皐月さんだよ?」
目をぱちくりさせた皐月は目線の行き場を無くして私を見た。
私はどうすることなく手招きをした。
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