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「ね、ゆうちゃん、私、好きな人できたんだ」
ある日、あけちゃんは乙女な顔をして彼ができた事を話してくれた。
友達の結婚式で出会った人で、趣味とか食べ物の好みとか合って、
一緒にいて楽しいし落ち着くんだと幸せそうに笑ってた。
「そうなんだ!よかったね!」
あけちゃんにそう言いながらも、胸の奥がモヤモヤ、チクチクしてた。
あけちゃんが幸せなら私も嬉しいはずなのに…。
それから、あけちゃんは彼とのデートで忙しくなって
私と遊ぶ機会は減っていった。
(私の方が先にあけちゃんと仲良くしてたのに…)
胸の奥のモヤモヤとチクチクは、私の中でどんどん大きくなっていった。
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