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このふたりはこんなに愛し合っていては絶対別れないな、両親が反対しても俺は味方しよう。
病院に着いてシズオは裸足で歩いているのでまわりの人から不審がられている。弟がサンダルを買ってはかせた。
シズオはタクミに早く会いたくて走って行きたい気持ちを抑えた。ここは病院しずかにしないとね!弟に部屋に案内されてタクミを見たら嬉しくて泣き崩れた。
「シズオ無事だった?何かされなかった?顔よく見せて」シズオが顔を近づけるとタクミは優しくキスをした。病室にいた人達はビックリ、両親がいちばんびっくりしていた。
タクミはシズオに会えて嬉しくて周りなんかどうでもよかった。
「シズオ抱きしめさせて」
「兄貴周りの目も気にしなよ、それにあばら折れてるんだから抱きしめられないよ!代わりに俺が抱きしめてやる」
「代わりは要らない!じゃあ、シズオ手を握って」
シズオはタクミの手を握って頬ずりした。
「シズオ手握られたら、また、キスしたくなっちゃった」
「もう見てられないや親父お袋帰ろう」弟はカーテンをして病室から両親を連れて出て行った。
「シズオ横に来てベッドでいっしょに寝よう」
「タクミ、ベッドは狭いから椅子でいいよ」
「いやだ、君の身体の感触が欲しいんだよ」
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