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「兄貴、そう言えば真木の屋敷を張ってた時、複数の男達が出入りしていた。まさか、シズオさんは毎日男達に犯されていたのか?」
「ああ、シズオなんてことだ!可哀想に」
「男を犯すなんて、そんな連中のこと俺には理解できないよ!兄貴もシズオさん抱いたのか?」
「シズオは特別なんだ、裸にすると色っぽくてため息が出るほど美しい。真木はシズオが私と逃げて自分のものにならないから美しいシズオを汚したかったんだろう」
「そんなもんかな?どら、ちょっと見てみるか」
「こら、だめだ!私のシズオだ」
弟はちょっとシズオのシャツをめくって見た。
「兄貴、シズオさん鞭打ちされてるよ!あ、手首に縄の跡SMされたのか?」
「え!痛かっただろうシズオ、ああ、可哀想に」タクミはシズオの手を握って涙を流した。
シズオが目を覚まして自分の手を握って泣いているタクミを見て慌ててベッドから降りた。
「タクミ、これじゃ逆だよ!私が簡易ベッドで寝るよ、なんで泣いてるの?」
「シズオお前酷い目にあったんだな」
「え〜と、何もされてないよ」
「嘘言うな!身体の鞭跡、手首の縄の跡見ればわかるよ。辛かったら辛いと私に甘えろ、私を頼れ」
「何をされたかなんて、タクミにだけは知られたくない!聞かないで」
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