2、ポットラックパーティー~一品持ち寄りの会~

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細い腰に巻き付いたトレーナーが揺れている。アジア人独特のスリムな姿がかわいく見えたのに、ぼくはなぜか、 「がいこつみたいだね」 って、言っちゃった。そしたら、ヨーコはキュートな笑顔で、 「パードン?」  ぼくの言うことがわからなかったみたい。だから、ぼくは、もう一度、 「ユー ルック ライク ア スケルトン」 と言ったんだ。そしたら、ヨーコが、 「お~」 って言ったから、理解できたのかなって思ったら、 「ユー ライク スケルトン?」 だって。ちがう、ちがう、ぼくが、がい骨を好きなわけないじゃん。 「ノー、ノー、ユー ルック ライク!」  ぼくはちょっとイラっとした。 「お~、アイ ライク?」  ヨーコはちょっと小首をかしげ、 「イエス、アイ ライク ア スケルトン ア リトル」  えっ? 「がい骨がちょっと好き」って、マジ?
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