ボニー・タイラーの歌声で『ヒーロー』を聴いていても…

1/1
前へ
/30ページ
次へ

ボニー・タイラーの歌声で『ヒーロー』を聴いていても…

この前、ユーチューブで『ヒーロー・原曲』を入力したあとボニー・タイラー(ウェールズ出身の女性歌手)が歌っていた『ヒーロー』のミュージックビデオを見た。 ミュージックビデオの映像は、西部劇の世界とグランドキャニオンの風景をバックにしてボニー・タイラーさんが歌っていた映像であった。 この映像を何回も繰り返して見たけど、涙がポロポロポロポロとあふれ出て止まらなかった… それは、なんでだと思いますか? ミュージックビデオの映像は西部劇の世界が舞台だったが、頭の中に思い浮かんだのは大映テレビ制作のあの伝説のスポ根ドラマの場面を思い出した… あの伝説のスポ根ドラマと言うのは、1984年10月6日から始まった山陽放送の土曜日21時のドラマ『スクールウォーズ』である。 実話をベースにしたドラマで、主人公のモデルは伏見工業高等学校のラグビー部の監督さんであった山口良治先生(やまぐちよしはるせんせい)である。 NHK総合テレビで放送されていた『プロジェクトX』でも取り上げられた『泣き虫先生とつっぱり生徒たち』の闘いのものがたりと言うても分かります。 山口良治先生(やまぐちよしはるせんせい)がモデルの主人公を演じたのは、山下真司さん… 主人公の妻を岡田奈々さん(昭和のアイドルの岡田奈々さん…AKBのコではない!!)… 部のマネージャーのコを岩崎良美さん… 川浜いちのワルの男子生徒を松村雄基さん… ラーメン屋の夫婦を和田アキ子さんと梅宮辰夫さん… …が演じた。 その他、谷村昌彦さん・三浦浩一さん…多数の俳優さんが演じていた。 そして本日10月6日は、スクールウォーズの第一回目が放送された日である。 ……… 話しは変わって… ボニー・タイラーの歌声で『ヒーロー』を聴いていた時に頭に浮かんだ場面について話をします。 頭に浮かんだ場面と言うのは、川浜が相模一高に109対0で大敗を喫したあとの話である。 その時の話は、実際に山口先生が講演会の時に話していました。 (山口先生が講演会で話していた内容は、ユーチューブで見れば分かります。) 主人公が選手たちを出迎えていた時だった。 生徒たちが『ああ、終わった〜』『しんどかった〜』『帰りましょう〜』などと口々に言うていた。 それを聞いた主人公は、よりし烈な怒りを込めて怒鳴りつけた。 その後、ロッカールームで主人公は選手たちに対してよりし烈な怒鳴り声をあげた。 この時に主人公が言うた言葉は非常に重たかった。 『オレが怒っているのは、試合に負けたことではなくお前らの気持ちがだらけていることが許せないからである!!』 生徒たちの一部は、ものすごくめんどくさい表情を浮かべていた。 しかし、主人公はよりし烈な怒りを込めて怒鳴り散らした。 『早朝練習のたびにいつもより早起きして朝ごはんを作ってくださったお母さま方たち…汚れたジャージをいつも洗濯しているマネージャーさん…勤めを休んで試合観戦に来てくださったみなさま…お前らはまわりの人たちの気持ちをふみにじった…お前らのしたことは裏切りである!!』 『まわりをかえりみない優等生よりもお前らが好きだ…けれど今日のお前らはサイテーだ!!』 『同じ年齢(とし)・同じ頭・背丈もそんなに変わらない同じ高校生に109対0で負けた…お前らはくやしくないのか!?』 …と言うて主人公は、泣きながら怒鳴り声をあげた。 すると生徒たちが『悔しいです〜』と泣き叫んだ。 この時、生徒たちは自分たちがいいかげんな気持ちになっていたことに気がついた。 『勝ちたい!!』『かたきを打つ!!』『一高がなんだ!!』 生徒たちの熱意を聞いた主人公は『オレがお前らをかたしてやる!!』と言うたあと生徒たちひとりひとりに激励をしたあとこぶしをふりあげた。 『ヒーロー』の歌の盛り上がりの部分で梅宮辰夫さんが言うた『みよ…涙で濡れた先生のこぶしを…』と叫びそうになった…強烈な印象を受けたシーンであった。 (ユーチューブで『悔しいです』のタイトルにあります) その翌日、生徒たちは目の色を変えて猛特訓を始めた。 それが後に、相模一高に勝利したことにつながった。 それが、伏見工業高等学校ラグビー部が最強チームにのし上がった…につながった。 他にもいろんなものがたりがありますが、話はまた次の機会にします。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加