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11月
学校が始まって数ヶ月間
僕は華とメッセージ取り合っていた。
そして11月 のある日
久しぶりにゲームをしようと華に誘われたから僕はゲームを一緒にし始めた。
そして、ゲームのおわり際
華がいきなりチャットを打ち始めた
hana【あのさ…】
僕はボイスチャットでどうしたか聞いていた
hana【……すき】
その2文字を残して華はゲームからログアウトした。
唐突の出来事に僕は黙ってしまった。
次の日
学校ではもうその話が渡っていた。
女子達の話し声が僕の居場所を狭くした。
華は女子から人気が高い、その反面僕は女子に嫌われてるランキングトップ3には入る人間だ。
いつものメンバー以外がよく思っていないことは耳をすましただけで聞こえてくる。
僕はその話を華にした、華は気にしすぎだと言ったが僕には高嶺の花だとわかっていながら話をするのがどこか気がかりだった。
11月の終わり頃
悩みに耐え兼ねた僕は夜遅くに外に出て、ただひたらすらに走り、路地を駆け抜け、気づけば河川敷に着いていた。
夜の河川敷は少し怖さと虚しさを醸し出しながらも、冬の訪れの近さを感じさせる冷たい空気と夜空が僕の心に語りかけてくるように感じた。
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