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ある日の話
友A「もうすぐ卒業か〜」
友B「早えーよバカか」
友C「だって今年で最後じゃん」
友A「なぁなぁ、お前もそう思うだろリョータ?」
僕「いや、早いなさすがに(笑)」
そんな何気ない馬鹿げた会話を放課後にしていた日、僕と友A以外は帰り道が違う、だから必然的に僕は友Aと1番仲が良かった。
友A「というかさ、恋話しね」
唐突にキメ顔をしながら言い放つAに
僕は戸惑いながら笑って答えた
僕「なんでだよ(笑)」
友A「いやさー、俺らもう終わりだし、だからさ好きな女子の話ぐらい聞きたいじゃん?」
変な理論でこの話に繋げるAに僕はある意味感心した。
僕「いいけど、話すなら、お前からな」
僕がそう言うとAはすぐにスラスラと話し始めた
A「俺はさー、ちっさくて、ハッキリしてて、ノリが良くて…」
僕「長ぇよ」
A「えっとつまり、〇〇が好きかな」
Aは恥じらいなくスルッと言った。
A「お前は?」
僕「俺は〜」
Aの問いに対して僕は数分悩んだ
なぜならAは口が軽く僕とは大違いのいわゆる
陽キャだからだ。
僕「身長が小さくて、明るくて、可愛い子かな。」
A「顔かよ、結局」
僕「違う!」
A「具体的に誰だよ?」
僕「それは言わない」
A「それはずるだろ」
僕の好みの話でこの日の帰り道は話が尽きることがなかった。
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