ぐらちゃん

　ぐらちゃんの感情表現は分かりやすい。
　本来の性質が幼子のように純粋無垢であるからか、ぐらちゃんの感情ははっきりと喜怒哀楽に分かれている。複雑な感情が見られることは少ない。
　長く人と生活を共にしたぐらちゃんに多少みられるケースも確認されているがその数も少なく断定はできない。
　発話も「おなかすいた」以外には「おいしい」くらいだろうか。たまにきゅうきゅう鳴くこともあるのだとか。ぐらちゃんに関しては人とと関わる年数も長く、一緒に生活する個体も多い割にはデータが少ないのだ。今まで以上の研究成果が出ていないとも言う。
　ともかく、ぐらちゃんは不思議な我々の隣人ということである。