1, 君

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1, 君

私は君が嫌いだ  私よりも劣っているくせに… 両親から愛されて、友達がたくさんいて、中学生とは思えないほど社交性が高くて 不自由を感じることが余りないであろう生活をしている君が嫌いだ 私とは違う そんな君が嫌いだ この前買ったばかりのノートに何を書いているか知っているかい? 君の愚痴だよ いつでも明るい、いつでも笑顔で とてつもない努力をこっそりしてる 『君がこの世で一番大嫌いだ』 君もそうだろう? 両親からも放置され、友達なんていなければ、高校生なのに社交性なんて無い 客観的にみても不自由な生活 君みたいな生活を送っていたら 『もっと幸せだと思えていたのだろうか』 やっぱり… 『君なんかいなければ…君さえいなければ…』 君を消してしまったあの日を思い出す
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