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「あれ、まあ、まあーた、死体があがってらあ」
「毎日毎日、こう死体続きだと嫌になるね」
「知らんもんが村に来たと思うと、これだもんなあ」
「だから、よそ者はすかん」
「まあまあ、俺たちこれでおまんま食ってるんだから仕方ないべ」
「死体は、またあの人んとこ持ってくんだろ」
「決まりきったこと聞くなや、あそこしかおっきい焼却炉はないべ」
「死体処理までしなくていいのは、不幸中の幸いだわな」
「まあな、体全体だと重いけれど、一部分だけのものもあるからまだ楽さね」
「ああ、最初はびっくりしたけんど、慣れっていうのはおそろしいもんだべ」
「くわばら、くわばら」
「仏さまにまた祈らなくちゃあいけないねえ」
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