『かっこ』

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Nは実際教祖であった。 Nはそれからも教祖を演じさせられてた。信者によって、Bらによって。 Nはもう教祖であることを辞めたかった。Nは別に多くの人を殺そうだとか微塵も思っていなかった、ほぼ飾りのようなもので、周りから囃し立てられた一般人であった。しかし、信者に教祖からの言葉として、幹部らが好き放題にしているのに嫌気がさした。だから自首をした。しかし、信者によって今も踊らされている。ある種の恨みとも言えるような激しい感情に飲み込まれた信者によって踊らされてる。世間からはNという存在を忘れているどころか、そんな事件すらあったかどうかというレベルだ。 被害者らも同様にNを消した、記憶から消し去りたいもの、誰も覚えてないからこそ好き勝手できた。 信者、被害者によって、教祖Nは世間から忘れさせられた。
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