第1話 静かな戦い

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 オレたちがヘラと別れたあと、まだ声が届く範囲で廻貌とヘラは話し始めた。 「サポートするなんて、大きく出たものだな、マスター」 「……そうだな」 「元気ないじゃないか」 「……俺が今やるべきことは、お前を地下世界に返すこと。だが……お前を返したら俺は戦えない。そうだろう?」 「あぁ、そうだ。それにその悲鳴を上げている体じゃ、まともに戦えないだろう?」 「まだいけるさ。海でも宇宙でも地下世界でもやっていける。……たとえそれが、魂の許容を超えたとしても……俺は──やるよ」
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