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オレたちがヘラと別れたあと、まだ声が届く範囲で廻貌とヘラは話し始めた。
「サポートするなんて、大きく出たものだな、マスター」
「……そうだな」
「元気ないじゃないか」
「……俺が今やるべきことは、お前を地下世界に返すこと。だが……お前を返したら俺は戦えない。そうだろう?」
「あぁ、そうだ。それにその悲鳴を上げている体じゃ、まともに戦えないだろう?」
「まだいけるさ。海でも宇宙でも地下世界でもやっていける。……たとえそれが、魂の許容を超えたとしても……俺は──やるよ」
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