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ある晴れた日のことです、大きなお城のお庭で1人の初老の執事が人探していました
爺や
お姫様!お姫様!どこにいらっしゃるのですか?
お姫様
爺や!私はここにいるわよ
爺や
お姫様!またお部屋を抜け出して!あぁこんなに汚れて
あなたは一国のお姫様なのですぞ!お姫様としての役を全うしてください
お姫様はその美しい髪が土で汚れてしまうほどに花壇の手入れをしていたのです
お姫様
いいじゃない、一日中部屋にいたら気分も滅入ってしまうじゃない
それに私は読書よりも体を動かす方が好きなのよ
爺や
全くいいですか、今日はもうお部屋にお戻りください!
王女としてお部屋で読書でもしていてくださいね!
お姫様
はぁ、わかりました
物語のお姫様は可愛くて守りたくなる弱い存在
当然私もそうでなければないないのだけど、
お姫様
守られるのなんていやよ、私は私をさらいに来た悪党を倒すのよ!
そう意気込んだはいいものの物語どうりに私をさらいにくる
悪党はこなかった、
けどその代わり隣の国の王子がさらわれた
爺や
何故です?何故お姫様をさらわないのです?王子が攫われるなんて聞いたことがありませんぞ!
お姫様
さらわれた理由なんて知らないわよ、
王子がさらわれたこれが事実でしょう?
爺や
囚われの王子など聞いたことがありませんぞ!
お姫様
なら囚われの王子を助け出すのは隣国のお姫様ね!
爺や
お姫様!何をかんがえているのですか!
お姫様
私が王子を救い出します待っていてくださいね!
お姫様は宣言通りに王子を助け出すための旅を始めた、
その道中でドラゴンを倒したりスライムを仲間にしたり民家に入って花瓶を割ったり
部屋にこもってばかりのお姫様にとって新鮮で楽しいことばかりでした
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