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VS神父④
「ひ・・・・!」と思わず足を閉じたものの、こじ開けようとせず、太ももの柔らかいところから指を入れて、股をこしょこしょ。
指先が前に当たるのに「ん、ん、ん、う、うん・・・」と耐えつつ「もう片手はどうしたのか」と案じていたら、そのうち尻の割れ目に、濡れた固いものが押し当てられて。
俺の股を指でいたずらしながら、扱いていたらしい。
ベロリンチョに引きつづき、絶体絶命のピンチが再来したかと思い、一瞬、ぞっとしたものを、それは割れ目の表面を滑って、太ももの間から差しいれられた。
いわゆる素股だ。
ベロリンチョに股を舐められたとはいえ、野郎の濡れた一物を太ももに挟むのは、生まれて初めて。
男が男に素股をやられては屈辱的で、胸糞わるいはずが、蒸した太いものに、ぬるりと擦られ「はあ、ああ・・・!」と腰に甘い痺れが。
厚い壁越しに、あちらの物音や声が聞こえないなら、こちら側のも届かないはず。
それでも、尻を跳ねてぶるりとしたのに、気を良くしたらしく、勢いよく打ちつけだした。
ひたすら尻を揉みこみながら。
太ももを貫くのが、半端に前に当たり、もどかしくも、つつかれるたび「あう!」「あう!」と鳴いて、あっという間に勃起。
そもそも素股は滑稽なものだが、厚い壁で隔たれての下半身、その尻だけを貸すのは目も当てられない。
壁の向こうの相手に股をぐちゅぐちゅされて、薄暗い部屋で一人あんあん悶えているなんて馬鹿らしいったらない。
でも、性処理の道具のように落ちぶれ、とことん辱められるのに、先走りを噴きだし体は悦んでいる。
俺にはSMどちらの気もないはずが。
「女を使い捨てのおもちゃのように弄んでおいて、同じように弄ばれる快感に目覚めるなんて、ざまあないわね」
倒錯的な快感に飲まれそうになったとき、前世の恋人の嘲笑が。
歯噛みした俺は、浮きかけの腰をとどめて、太ももを力ませた。
危うく、前世の恋人の呪いに毒されるまま、おねだりをするところだった。
打ちつけてくるのが、さらに前に当たるよう、尻を高く突きあげて自ら擦りつけそうに。
卑しいこと極まりない正体不明の痴漢より、先にイってたまるか!
と、力をこめて太ももで挟み、筋肉を引くつかせ、腰を揺すりながら締めあげた。
その一時だけ快感に抗って「イけええええええ!」と格ゲー並に闘魂注入したら、挟んだのが痙攣して、太ももや腹を生温かい液体がびしゃりと。
注ぎこまれたわけでないものを、似たような感覚がして「あ、あう、ん・・・」と余韻に浸るように痺れるも、休ませてくれず。
またもや「よしよし」と尻を撫でながら、びしょ濡れの前を強く握りこまれ扱かれた。
穴にはまったまま、下半身だけしか見えていないマヌケさ満点の状態で、謎の人物にイかされるのはイヤだ!
と心の叫びをあげるも、体は云うことを聞いてくれずに。
「や、だあ、あ、ああ、や、ん、やあ、あ、あ、やらあ、あん、ああん・・・!」と床に突っ伏し、壁の向こうでは、足を広げて尻をふりふりして射精してしまった。
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