目まぐるしい日々

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目まぐるしい日々

アラームをセットした時間に起きて着替えて歩いて5分の近さにある学校へ向かう。今日の授業内容は身体測定等と科目説明だったな。ジャージは邪魔だから持ってきていない。制服でいいって言ってたしな。 8時20分ほどに教室に入る。8時30分までに教室に入っておけばいいのだがもうすでに俺以外の全員が登校していた。早いな。席はもう暗黙の了解のような感じで昨日の午後と同じ席で固定されていた。 「おはよう!なっちっち」 「おはよう夏輝」 「おはよ」 窓際で2人が並んでスマホを眺めている。後ろから太陽の光がふんわりと差仕込んでいて一種の絵画のような状態になっていた。だからみんな教室の前の方か廊下に固まっているわけだ。 机の横にカバンをかけてから2人の方に向き直る。 「なっちっち、これ見た?今年の球技大会のお知らせ」 「いや、見てない。どこで見れるやつ?」 「学校のアプリから見れるよーほらこれ見てみてよ」 球技大会があるんだ。しかも歓迎会の2週間後…?割と時間あるのにもう出されてるんだ。 競技は男子サッカー、女子ドッジボール、バレー、バスケの計4種目。 クラス対抗のため、1、2、3年の同じ数字のクラスで1チームとなって戦う。クラス数は1学年で9つあるため全ての競技で36試合行われる。 ルールは特別ルールに変更され、2日間に分けて行われる。1日目が男子サッカーとバレー。2日目に女子ドッジボールとバスケが行われる。1人1種目は必ず出場することが決められている。 種目は歓迎会が終わってから決める時間があるそうだ。まだ先のことだし気にしないでいいだろう。 「ふーんありがと」 「いーえー歓迎会もあるのにハードだよねー」 「でも結構面白そうだよね」 「2日に分かれてるのは驚きだけどな」 他愛のない話で盛り上がる。担任が来るまで球技大会について盛り上がっていた。
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