タカムラ見聞記 大火厄災(どんどん焼け)
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京の西北辺りを占め、西陣と呼ばれ機業で栄える地域にある千本閻魔堂。古くは平安時代に、小野篁が閻魔像を刻み祠に祀ったのが濫觴となる謂れがある。後に墓所となっていたここの北辺の地を蓮台野と名付け、死者を引接する寺として定覚上人が創建した。ここで行われる盂蘭盆会の精霊迎えは、小野篁が冥土に出入りし、地獄の獄卒(鬼)を見て亡者を救うことを考え、閻魔大王に請われて精霊迎えをしたことによると伝承されている。
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