第2話 陰口を聞いてしまった

1/1
前へ
/15ページ
次へ

第2話 陰口を聞いてしまった

 今日、俺の陰口を聞いてしまった。 喋っていたのは女子生徒だ。 やはり女子はそういう話しが好きなようだ。 でも内容が酷い。 「鮫島くん、調子にのってるよね。ちょっとカッコイイからって」 「まあ、カッコイイのは否定しないけれど」 「でも、何人も告ってるらしいけど、みんなフラれてるみたいだよね。酷い」 「私はイケメンは嫌いかな。遊んでそうで。だいたい鮫島くんはチャラチャラしてるから嫌い」  俺のことを嫌う女子、いるんだな。いないかと思ってた。  そのせいか、ショックを受けた。  まあ、俺がナルシストだということは自覚している。  でも、俺はやっぱり女が好きだ。男に恋愛感情はもてない。  今日は部活がある。  楓はいるかな。  楽しみだ。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加