NO.1の俺、社長様のヒモになる。

Ｎｏ．2

だってそれ位健翔さんは魅力的だし扱い方が上手い。こんな人を誰が放っておくと思う？
ベータとは違ってαとΩは異質な存在で一夫多妻制なんて少なくは無い。特に強いαは自分の遺伝子を残す為にも子供をより多く作るって聞くし。

…もしかすると健翔さんだって俺以外に既にΩの番がー

「いないよ？レン以外の番なんて。いる筈無いじゃん。」

『…っそうなんだ…』

「言ったでしょ？唯一の番になって欲しいって。」

口に出していない筈なのに思考が読まれてしまい気まずい気持ちになった。どうして運命の相手に対して他の番の事を考えちゃったんだろう…俺に関係ないじゃん。ここに来て嫉妬？いやまさか…そんな筈流石にないでしょ。

多分だけどこれは俺のΩとしての本能が嫌がっているだけで俺の意思では無い。だからそんなろくでもないことを考えるだけ無駄。

そんな事よりも今は健翔さんとのSEXに集中するべきだ。ぎゅっと手を繋ぐ力が強くなり長い舌が俺の口腔内を無遠慮に侵していく。