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No.1
俺の接客方法は所謂色恋営業と言われるもので、まくらでのし上がったと言っても過言では無い。
歌舞伎一大きいホストクラブに在籍しているNo.1の俺、北条レン。
自分の客相手なら誰彼構わず抱くと言われている[鬼枕のレン]と言う裏名が付いているのは自覚がある。
そんな俺がこの度急に現れたイケメンのお客様によって高いシャンパンをご馳走して貰える事になった。名前は藤原健翔さんで社長さん。フリーで付いた俺に一目惚れしたんだと。速攻場内指名されて話そこそこにシャンパンを下ろしてくれた。
俺まだお強請りしてないんだけどね?
『俺の素敵な素敵な王子様!こんなに美味しいシャンパンをあんがとー!』
「レンが喜んでくれるなら構わないよ。」
シャンパンコールで周囲が盛り上がる中俺にソッと健翔さんは耳打ちする。
「勿論この後アフターしてくれるよね?」
『えー?もしかして健翔さんてそっち系の人?』
こんなにモテそうなのに女の子は無理なんだ?
「違うよレンだけ特別。」
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