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男の中でもαは特にΩを守る為にも恵まれた体躯になりやすいと聞いた事がある。柔軟な筋肉は思っていたよりも柔らかい。
『いいなぁ…』
俺もこんなに格好良い身体になりたかった。
そもそもαじゃなくて良いからΩ以外の存在になりたかったと言ってしまったら健翔さんは悲しむだろうか?
運命の番は拒絶される事を一番に恐れるって聞くし…
俯いた俺に対して健翔さんが声をかけてきた。
「レン?」
『うん…デカイなぁって思って。』
健翔さんの興奮して硬くなってるモノが俺の太ももに当たったんだけど想像以上にデカイ。もしかすると今日が俺の命日になるかも知れない。
「あ、ごめん。当たってた?」
絶対これはわざとでしょ。
こうもα特有の雄感をまざまざと見せつけられると引き腰になっちゃいそうだけれどそこは先読みされて腰を掴まれた。
「レンの身体は綺麗だね。」
『そう?』
自分ではそんな風に考えた事ないけど。
「綺麗だよ。だってレンは頭のてっぺんから指の爪先までの全てが俺好みだから。」
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