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『本気なんだ?』
「初めから本気。て言うか出会った瞬間直ぐにお店から連れ出したかったのを我慢したんだからね?」
そうだよなぁ…
最初に俺と目が合った途端にこの人は包み込む様ないい香りのフェロモンで誘って来ていたんだから。
「威嚇フェロモンを出したら速攻出禁若しくは罰金なんでしょ?お金なら幾らでも構わないけれどレンに会えなくなるのだけは耐えきれないから。」
そう言って健翔さんは俺を改めて見つめると口付けて来た。優しい蕩けるような甘いキスをされて腰が疼く。
「レンが欲しい。1晩だけじゃ足りない。これからもずっと俺だけの物にしたい。」
『健翔さん』
それってもしかして俺の項を狙っているって事?
「勿論。何れは俺の唯一の番になって欲しい。」
『健翔さんの番ねぇ』
軽く健翔さんの番になった俺を想像してみるも直ぐに止めた。
「ダメ…?」
『うーん流石に健翔さんの事何も知らなさ過ぎて快くイエスとは言えないかなぁ。』
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