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しかし、あたしの友人、羽鳥千秋別命クズ製造機が、ついに新條菖とお近づきになりたいと言い出した。
それならどうぞ、ひとりで頑張って♡と我関せずのあたしにお願いだから一緒についてきてと、半ば無理やり女子の群れの中へと引き摺り込まれた。
しかし、新條菖ほどのイケメンともなると、近づいてくる女は全て俺のことが好き。or好きになる。という方程式が彼の中でほぼ確立されてしまっていたのだろう。
新條菖を前にして急にビビり出した千秋のせいで仕方なくあたしが話しかけた時なんて、、、、
「なに?あんたも俺とヤりたいの?」
作り物のような顔が冷めた目であたしを見据える
わあ、噂通り清々しいほどのクズだ。と内心、関心しつつも
「…いや、今まで話した事なかったから、話してみたくて?」
外面の笑顔を貼り付け特に話す内容もなかったので適当に発した言葉は
「俺はあんたと話すことない。」
と、一刀両断された。
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