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今思えば、私は、物心ついたころからみんなと違っていた。
私が、嫌だと思った人のことはみんなの記憶からなくなってしまう。まるで最初から、いなかった存在になってしまう。けれど、私だけは忘れられない。ただ、ずっと嫌だった記憶ともに残っている。ただ、会うことも話題に上がることもないだから、そうそう思い出すこともない。
夢に出てこられることがなければ、思い出すこともない。
だから、意識して嫌いにならないように生活しなければならない。そしてこの悲しみは誰からも理解されない。
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