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しばらくは、この能力を嬉しく誇らしもののように思っていた。
しかし、それからすぐにこんな能力なんてほしくなかったと思うようになった。もし、逆ならば良かったのにと何度も思った。
どんなに自分が傷つけられたことも、悲しい思いをしたことも誰にも理解されない。私が嫌だと思った人は、いなくなってしまうから、勝手にしあわせな人生だと誤解される。
けれど、私もようやく自分なりの対応策を見つけた。それは、他人に思入れしないことだ。
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