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 俺と光永の目が合う事は無くなった。  笑い声も聞こえなくなった。  それは、俺が心を閉ざしたからだと思っていた。  避けられる様になってから2ヶ月くらいたったある日、光永が俺の目の前で突然倒れた。 「光永⁈」  やつれた光永の口元がなぜか笑っている様に見えた。  無我夢中で抱き上げた光永からシトラスの香りがした。  ツヤツヤしたむきたまごみたいな元気いっぱいの光永にピッタリなその香りは、今の光永には似合わない。  無茶なダイエットをしているんだとすぐに分かった。  バカだな…  光永はそのままが良いのに。  誰のために痩せようとしてるんだよ…。
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