4人が本棚に入れています
本棚に追加
やっぱりな。
果穂のだと思ったよ。
果穂は、お嬢様系統の服を着るからな。
でも菜穂の姿も可愛いのは確かだった。
「じゃあ、行こっか!」
俺は頷き、並んで歩き出した。
「あ、今日は私が出すよ」
「え?いや、俺が……」
歩き出した途端、菜穂が言ったが俺は止めた。
全部菜穂に出してもらうのは気が引ける。
「いや、私が」「いや、俺が」のやり取りを何回か繰り返した後、結局別々に払うことにした。
「ま、今回はね、割り勘でね」
「そうだな」
…今回は、って。
二度目のデートはあるかな。
最初のコメントを投稿しよう!