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登場人物
水沼 沙絵41歳。この物語の主人公。ファッションブランド“モスアズ”の代表取締役社長兼デザイナー。
智則亡き後、ずっと独身で生活を続けている。
二度と夫に会えない苦しみや悲しみを癒やすため、沙絵はカウンセリングを受けながら、新たな恋愛に繋がるきっかけができるも…。
水沼 智則享年51歳。IT会社ジャッカルの初代会長・元会長。十二指腸潰瘍が見つかり最小限の治療に留め、会社を立て直しに成功。
これから夫婦関係を修繕していこうとした矢先、50代に入ったばかりで全身にガンが転移しこの世を去った。
悔いを残したままこの世を去ったため、成仏せず現世を彷徨っている。
ある人を通じて、沙絵とコンタクトを取ろうとするが…。
細身 龍彦49歳。
ジャッカルの2代目社長。
安定的に会社の経営を続け、ジャッカルは全国に支社を持つまでに成長した。
しかし、本社では窓際部署の方から変な音や男の人が泣く声がすると、社員から話を聞かされていた。
智則が亡くなってから、窓際部署には鍵が掛けられているが、社長である龍彦は封じていた窓際部署の扉を開けてしまう。
池中 栄策44歳。元智則の専属介護福祉士。
智則の介護の優秀さやこれまでの栄策の実績などを買われ、障害者雇用部門責任者をしている。
強力な霊感、霊能力を持っているため、霊体化した智則と会話ができてしまう。
なぜ栄策が強力な霊能力を持っているのか…。
そして、沙絵の不倫を止めるため、力を貸してほしいとお願いしにくる。
俵 久48歳。無職のニート。ニートなのになぜか結婚している。表の顔は会社員といってるが、裏の顔は寄生虫のように女のヒモになったり、人の財産を奪う、または詐欺まがいなことをして生活している男だった。
智則亡きあと、未亡人となった沙絵の心の隙間に入り込んで、多額の慰謝料をもらおうとしていた。
俵 美佳45歳。久の妻で専業主婦。久と結託しているので、不倫などとは全く思っていない。沙絵を陥れて多額の慰謝料をもらうのが狙いだ。
高橋 ジャッカルの執行役員の一人。キリっとした目で中肉中背。心配性なところがあるが、どこにでもいる普通のサラリーマン風の見た目だ。
菊池 ジャッカル立ち上げ当時からいる執行役員。ふくよかで茶髪な男。智則と飲み比べをしたこともある。
森本 菊池と同じくジャッカル立ち上げ当時からいる執行役員の一人。光に弱いのでいつもサングラスをしている。体もそこそこ大きいので、夜の街の人間と間違われてしまうことがある。
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