翻訳機
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翻訳機
バイトの面接を受けるので翻訳機を買った。 「じゃあ行ってくる」 「充電してあるわね」 「大丈夫だよ、母さん」 僕は小学一年生から引きこもっている。他人と喋る機会はなかった。だからどう喋れば良いか分からない。分からないことは怖い。 でもこの機械が僕の代わりに喋るから。僕の気持ちをいい具合に。
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