私の彼

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私の彼

 深夜零時。彼が部屋に入ってきた。  来て早々「よくもやってくれたな」と詰め寄られる。 「破けたから繕っただけでしょ」 「嫌がらせだろ!」 「それより窓から入るのやめなよ」 「雰囲気ないと台無しだ」  彼がマントをひるがえす。そこには私のつけたニンニクのアップリケが。  吸血鬼ってホント面倒くさい。
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