2月30日(金)

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───えっ・・・なんかいつもと違う・・・! 酷い裏切られ方をして別れた元彼とキスをしていること以上に、そのキスがあまりにも官能的であることが衝撃だった。キスだけなのに下半身が激しくうずいてしまう。 風凛くんはいつも淡白だった。お互いの家に泊まったりしても体を重ねないこともあったが、私は別にそれでよかった。そんな私達は相性がいいのだと信じて疑わなかった。 ───それは彼には梨衣乃(りいの)がいたからなんだろうな・・・。 「あっ!!」 胃がムカムカしてきたところで、不意打ちのように服の中に潜りこんできた風凛くんの指が胸の先を摘まんだ途端に自分のものとは思えない甘ったるい声が出た。今までベッドの上で声を上げたことはなかった。 「そそる声だな・・・。」 王子スマイルを浮かべた風凛くんは私の洋服をまくりあげ、私の胸の先を口に含んで舌で転がし、もう片方の胸の先を指先でこねくり回している。 「あっ!!んっ、やっ・・・!!」 「可愛い・・・めちゃくちゃにしたくなる・・・。」 風凛くんは満足そうに言うと空いている方の手を私のショーツに勢いよく差し込んだ。
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