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「この色気の欠片もないパンツ、自分で買ったの?」
「・・・そうだよ。」
しばらくこの世界で生活するに当たり、ずっとサニタリーショーツというわけにもいかないので自分で購入したものだ。
「アレの時以外は僕が買った下着以外は履かないって約束したよね?」
冷静に対応したかったのに、その気持ち悪い約束への嫌悪感で一気に頭に血が上ってしまった。
「そんなの知らない!私はそんな約束してない!ミコトくんとそういう関係だった私は、私とは違う私なの!」
「はあ!?また何わけわかんないこと言ってんの!?そんなんで逃れられると思ってるわけ!?動画だってあるんだよ!?カナ、嬉しそうに『うん。約束する。』って言ってるんだからね!?」
ミコトくんは色白なのでこめかみ付近に青筋が立っているのがよくわかった。怒っていても絵になるくらい整った顔立ちの彼は立ち上がると私の椅子をゆっくりと倒した。椅子と共に床に倒れた私のタイツとショーツが一緒に下げられ、お尻が丸出しになる。
「いやぁっ!!」
「お仕置きだよ。お尻高く上げて。恥ずかしい部分がしっかり見えるように。お仕置き終わったらそのルール違反のパンツは没収ね。」
「そんなことするわけないでしょ!」
「ふーん、今まで僕たちが2人の関係について約束してる動画、2人で楽しんでる写真と動画、全部風凛先輩に送っていいんだね?きっと先輩ショックで病んじゃうよ。それでいいってことだよね。」
「だから、それは私じゃないの!私は別の世界から来て、そこには別のミコトくんもいて、彼はあなたみたいな人じゃなかった!仕事が出来る頼もしい同僚で、アリサ一筋で・・・」
「そんな小説みたいな話あるわけないでしょ!」
そう言われてお尻を無理矢理持ち上げられる。
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