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何を話しているかわからない商談は、その外国人の笑顔と共に終わった。 彼らは、アタッシュケースを2つ出し、社長の渡したアタッシュケースを交換して部屋を出た。 「上々だ。」 ビビる。 アタッシュケースの中身は一万円札が束になって入っていた。 「いったい、何の仕事ですか?」 「ジュエリーデザインさ。 彼らは定期的に宝石を持ってくる。 それを使ってジュエリーを作ってやるんだよ。 出来上がりと報酬の交換だ。 一部はアラブの富豪に売り飛ばされる。 かなりいい仕事だろ。 お前にやった物は気にするな。 彼らがほくそ笑んだって事は、お前を気に入ったって事だ。まあ、モデルみたいなもんだ。 お前、肌が綺麗で白いから好まれる。」
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