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「やめたいの?」
社長の目は笑っていた。
見透かされている。
最初からキツイ。
「華は、今日初めてだ。
遅れたのはこいつのせいだからな。
お前に責任はない。気にするな。
言っておくことは早い方がいい。
俺は、時間にルーズな奴が嫌いだ。
全ては商談に失敗しないための、俺のルールだ。
わかるよな?」
「はい。」
怖くて、社長の顔を見れなかった。
「顔上げろ。」
社長の手が私の顎を持ち上げた。
思わず、目を固く瞑ってしまった。
「すっぴんか。」
え?
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