己を守る術

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刃先をケースにしまう。 これをどのようにするのかと思っていると、そのまま後ろポケットに入れろと言われた。 Tシャツを大きなサイズに着替えさせられて、後ろポケットを見えないようにされた。 「上出来だ。 あとは、その髪、もう少し短く出来る? 男みたいな髪型までしなくてもいい。」 もともと短い髪を更に短くする。 別に抵抗なんてないけれど、そこそこ最近切った髪、また切るのかと面倒な気持ちになった。 「今すぐだな。女に見えない方がいい。 そのままだと、女にしか見えない。 今すぐに、だ。」 すると、男性が1人。 ショップの奥から出てきた。 「こいつが切るから。 心配ない、俺の昔からの友人。 今は仕事にはしてないけれど、元美容師。」 「おいで、今切ってやる。 言う事、聞いてやって。 俺もその方がいいと思う。」
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