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ボコボコに顔が腫れ上がり
服は引き裂かれ、髪はむしられた
息絶えているにも関わらずやめないのは異常だった
肉片が飛び散った
スプラッタ映画だった
悲鳴と共に逃げる人々の中
私は見ていた
呆然と立ち、その飛び散る肉片を見ていたんだ
女が見ていることに、逝かれた社長の目が止まった
ほくそ笑んだ
「何見てんの?面白い?殺ったことある?
‥‥、ないか、その顔。まあ、いいか。
おい、お前、あの娘、連れて帰ってよ。」
それが始まりだ。
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