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されるがまま。
すくんだ肩は戻らない。
「いいから、ついて来い。」
また冷たい目に変わる。
私はまるで忠犬ハチ公のようにあとを追った。
忠犬ハチ公と言うよりも、小型犬がちょこまかついていく、そんな様子かもしれない。
足の長さの違いは大きくて、彼らの速さに小走りになった。
この人達、化け物。
着いたところは、ホテルの一室。
入ると既に何人かの外国人がいた。
ボディーガードのような3人は、1人だけ中へ入った。
「華、来い。」
それ以外は全て英語だった。
何言ってんのかわからない。
時折、商談相手が笑って私を見ていた。
商談相手は肌は焼けていた。
何人か、わからない。
顔立ちははっきりしていて、インド人?
なんて思って身過ぎたら、また笑っていた。
耐えれない空間だった。
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