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プロローグ
あまりにも辛い時、漫画やアニメの人物になりたいと思った。
けれど、
物語の主人公は必ずと言って良いほど悲しい過去を抱えている。
それは私には無理だと思った。
きっとそれでは前を向けない。
闇の道に染まってしまう。
だから、今のままで良いや。
悪役にも主人公にも事情がある。
今に至る一つ、もしくは複雑に絡まっている事情を。
もし私にあんな能力が身についたら…どうなるかな。
そんなことを考えて寝た夜の次の日、私に衝撃の事実が待ち構えていた。
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