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飛び降りた波瑠を、渋谷課長はしっかりと抱き止めた。
「渋谷課長~!」
波瑠は、泣きながら渋谷課長に抱き付いた。
「もう、大丈夫だ。波瑠。よくやったな」
渋谷課長は、泣いている波瑠を慰めた。
辺りには、消防車や救急車が何台も来ていた。
消防隊員が、波瑠と渋谷課長のところへ来た。
「大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫です」
渋谷課長が、答えた。
しかし、消防隊員は、波瑠を見て言った。
「奥さんは、妊娠中ですか?」
「はい、、」
波瑠が答えると、消防隊員は、心配そうに、言った。
「念のため、病院で、赤ちゃんが無事か検査してもらって下さい」
波瑠と渋谷課長は、救急車に乗って、病院へ向かった。
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