【完結】旦那様が、消防士👨‍🚒になりたいそうです!

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「波瑠、、。私は消防士になることにした」 渋谷課長が、県庁の仕事から帰って来て、そう言った時、波瑠は、冗談だと思った。 だって、結婚一年も経たない旦那様の渋谷課長は、県庁の都市計画課の将来を約束された超エリート課長なのだ。 それに、33歳の東大卒の西島秀俊似のイケメンである。 それが、いきなり、「消防士になりたい?!」 冗談としか、思えないではないか。 それに、波瑠は今、妊娠中でもうすぐ子どもも産まれる予定だ。 そんな状況なのに、転職で、しかも、消防士?! ありえない!!! しかし、渋谷課長は、慎重で冗談を言うタイプの人間ではないので、本気なのだ。 と、とにかく、落ち着いて話を聞かねば! 波瑠の方が、動揺して、夕飯を作ろうとして持っていた、秘伝のめんつゆを落としかけてしまった。 何故、愛しの旦那様が、危険な消防士なのか?!
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