終わりの君

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そんな君の右手を、僕は許される限りの時間強く強く握った。 純粋な悲しさと、君に何もしてあげれないその悔しさに、僕の涙はとめどなく流れ続けた。 過去に君が僕に見せてくれた全ての姿や表情、そして言葉をまた聞きたい。 手術室の前で僕はより一層むせび泣きながら必死に神に祈り続けた.......
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