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「ねぇ光くん」
「何?」
「今度は日曜日にここに来るの?」
「うん、晴れたら来るよ」
「私も来ていい?」
「もちろん」
「この時間にまた来る」
「うん」
「じゃあ、私は帰るね」
「もう帰るの?今来たばかりなのに」
「うん」
「ひとりで帰るの?」
「ううん、下で待ってくれてるから」
「それなら良かった。女の子ひとりじゃ危ないしね。じゃあ、下まで送るよ」
「ううん、大丈夫。光くんは星を見てて。また日曜日ね」
「うん」
僕は彼女の背中を見送った。
早く日曜日が来ないかなぁ。
今別れたばかりなのに、僕は待ち遠しくて仕方なかった。
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