第11話 夫との性生活も、なんだか刺激的になって

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第11話 夫との性生活も、なんだか刺激的になって

「カスミ! どうだ! 俺とケンイチとどっちとのセックスが良いんだ……?!!」 副産物と言うべきか、今回の修羅場は夫の性行為をエキサイティングにさせた。 夫が私に挑んで来る時は、夫の口からスタミナドリンクの匂いがする。 そして前技はネチっこく、私が喘ぐ姿を確認してから本番に突入してくる。 以前の淡白な性行為からは格段に気持ち良くしてくれる。 「アア、アアア……あなた素敵よ……スゴく気持ち良いの!」 これくらいの言葉は言っておかないとね、あんな修羅場の後だしね。 残念な事だが、夫の性行為には後技が無い。 本番を終えてモノがシュンと成ると全てが終わりだ。 私は料理には満足したのだが、デザートが欲しくなる。 案の定……私達夫婦の一部始終を覗いて興奮している息子と目が合う。 夫を寝かし付けて、トイレにでも立つように、私はケンイチの部屋へ入る。 ケンイチも察しているように下半身を露出させて待っていてくれる。 「どう?……良かった?」 彼は意地悪そうに私に聞いてくる。 「可愛がって……。」 身をくねらせてケンイチの胸にキスをする。 自分ながら、私はズルいなあと思う。 「アッアッ………アッ?」 ケンイチが急に動きを止める。 彼の焦らしに、私の身体が彼を欲しがる。 私は彼のイチモツに集中した…… チロチロと微妙な刺激を与えていく。 「母さん、僕もう我慢出来ないよ!」 私は嬉しいという感情が湧き出しながら息子のテクニックに酔った。 彼は夫のように淡白では無い。 我慢出来ないと言いながらも、どこか余裕を持って私を責めてくる。 若い男の子が『もう我慢出来ない!』と言いながらも挿入と共に乳首を愛撫してくるなんてテクニシャン過ぎる。 息子の前で目をトロンとさせて『入れて……』とお尻を突きだす母親が世の中に何人いるだろうか? こんな女を知ってしまった息子はこの先、他の女性と上手くセックス出来るのだろうか?
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