ただお菓子作っただけなのに〜異世界召喚で面倒事に巻き込まれたくないので、なんでも横取りする女を利用し押し付けて逃げた先でお菓子作って振る舞ったら聖女扱いになった〜

飴降って地固まる

その一方で、魔王城にある王の部屋に部下の魔物が入ってきて魔王に報告した

「なんだって!聖女の生まれ変わりと思われる女がもう一人いただと⁉」

「はい…魔力と生命エネルギーの枯渇が進んでおりましたが、聖女の生まれ変わりが現れてから魔力と体力を復活されてしまい、また枯渇させようにも人間や生物が聖女の張る結界に守られて手も足も出ない状況です」

「そうか、ルシフェルが言う王宮にいた女は身を隠す為の囮だったか………もし会ったら、また命を貰うぞ」

魔王がこんな事を言ってるのも知らず、麻璃亜は明日はいい日となる願いで夢の中へと入った