化け物と曲者 ー秋の暗号ー

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「――絶対に、秘密にしてくださいね」  少女は人差し指を立て、うっすらと頬を染めて微笑んだ。  それは恥ずかしさからでもあり、嬉しさからでもあり――。  ――幸せだからでもあると思うと、その時は、口をつぐまざるを得なかった。
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