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タケルの唇がオレの肌を撫でていく。時折ちくっと痛みが走るが、それすら心地いい。熱い手がオレのいたるところを這い、つま先から頭の先まで敏感になっていく。
「――ノア。君の中に入ってもいいか?」
タケルの瞳がオレを見下ろしている。色気を孕んだ眼差しに耐え切れず、顔を背けた。
「わざわざ確認しなくていいってば」
「もっとじっくり愛撫してほしいと言われたらその気持ちを優先したいんだ」
「もう大丈夫だから。早く来いよ」
タケルの熱がオレの中へ。
この瞬間は毎回緊張する。
痛みが全くないわけじゃない。
でも幸せでドキドキする。
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